「昔ばなし」を活かすな

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こんにちは

こんにちは ちゃくまです。

「昔ばなし」の教訓を活かしてはいけません。子供の頃、絵本やテレビのアニメなどで「昔ばなし」を数多く読んだり観たりしてきました。それを観てこう思ったものです。

欲を持っちゃいけないんだな

親を大事にしないといけなんだな

額に汗して働かないとバチがあたるんだな

もちろん、これらは正論です。その通りです。ところが次第に「あれ?」と思う事に気が付きます。

欲を持つことは本当にいけないこと?

どうしても許容できない親はどうする?

体を動かさないタイプの仕事もあるよね?

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「よくばり爺さん」の選択は間違いなのか?

大きいつづらを選んでいけないのはなぜか

「よくばり爺さん」のように、昔ばなしでは欲を持つことは悪いとされています。帰り際に「大きいつづらと小さいつづら、どっちがいい?」と尋ねられ、大きい方を選んだよくばり爺さんは、たいてい痛い目に遭います。

でも、昔ばなしの中では「お殿様」などの身分が高い人は「大きいつづら」に匹敵するものをいくつももっているのです。(そうではない藩などあるかもしれませんが)「お殿様」だけが良い暮らしをしていて、民がその日食べる物にも苦労しているとすれば、「お殿様」が一人で大きいつづらを独り占めするのはよくありません。

けれども民の一人が、「お殿様」から大きいつづらのたった一つを譲り受けることができれば、それで村の人達が何人も助かるかもしれません。「よくばり爺さん」はひとり占めするかもしれませんがそれはわかりません。それで小さいつづらより、大きいつづらを欲しいと思ったかもしれないのです。

小さいつづらよりも、大きいつづらの方がはるかに「近くに住む困った人」をたくさん助けられます。そういう意味で、大きいつづらを選ぶことは決してマイナスではないはずです。むしろ自然な欲求です。

「小さいつづら」を選んだ正直爺さんは、自分のことしか考えていない

一方で「小さいつづら」を「私はもう年取って足腰が弱いから小さいつづらで十分だ」と小さいつづらを選んだ爺さんは、自分がそのつづらを無事に家に持ち帰る事しか考えていません。

大きいつづらをとりあえずもらえば、中身の一部を運搬費として誰かに渡すことで自分の代わりに家まで運ぶことができます。

もっとも、たいていこういう場合、中身は大きいつづらからは「おばけ」が出て来て小さいつづらには財宝が入っていたというオチです。

こういう物を繰り返し小さい頃から目にしていると「欲を持つのは良くない事だ」と暗示がかかります。学校での自分の成績が悪くてももっと良くなろうという欲を抱きません。

金銭的に不足があっても、もっと収入を上げようという欲を抱かなくなります。

「昔ばなし」とはつまり、「お殿様」やそれに準ずる身分にある人たちが現在持っているものを民に分けずに済むために作られたのではないでしょうか。全てではありませんが、そのような一面もあると思っています。田舎に住む貧乏な秀才の民が欲を持って都に出て来る。そうやって頭角を現されると都合が悪いと考えたのでしょう。

「昔ばなし」を活かしてはいけない理由

「昔ばなし」の多くのメッセージはこうです。

  • 分不相応な欲を持つな
  • 親を大事にしろ
  • 体を動かしてとにかく働け
  • 楽して儲けようと思うな

実際に「昔ばなし」をたくさん読む事で、このような価値観を強く持つようになります。これらの教えは正しくもあり、正しくはありません。

分相応な欲を持つな?

現状維持の状態に幸福感を見出す生き方もある反面、一念発起して現状を脱する生き方の選択をしても良いのです。何もせず初めからあきらめる理由はどこにもありません。

親を大事にしろ?

「親だから大事にする」というよりも、全ての人が大事です。ところが「親孝行」という言葉だけが先に立っています。

程度の差はいろいろでしょうが、「親だから」というだけで子供に多大な負担を強いている例も世の中には多くあります。ところが子供は「親孝行」の概念を強く持っています。そのためどんなにひどい親でも「親は尊い」という「物語」を使います。その結果としてどうしても親が好きになれない自分に大きな自虐感を抱き悩む人がいるようです。

その自虐感を脱しつつ、人としての良識を失わないようにするには、親ではなくシンプルに「人間」と思う事でしょう。役所に勤務する人が仕事でいろいろな人の状況に対応するのと同じイメージです。

一方で、たとえ親であっても、尊敬できない、許容できない、率直に言えば「嫌い」という事情がある人もいることでしょう。そういうときに、「親だから」と思えば、主観的な感情が働き冷静に対処できません。そんなときには「同じ人間だから大事にする」と考えた方がスムーズです。

体を動かしてとにかく働け?

要は生きるために衣食住が不足しなければ良いのです。現金収入を得てそれらを買う形で手に入れるのが一般的であり、どこかに勤務して給与収入を得る人が多数であるというだけです。

土地を買って自給自足っぽい生活をしてもいいし、投資などで収入を得たお金で生活しても良いのです。

「働く」の意味が昔と違い多様化しています。国としては税収がなければ困るのでしょうが、投資関連をしている人は体を動かして働くというわかりやすい働き方ではないですが、実際は税金も納め衣食住でも自立しているのですから「働く」の意味を全うしていると言えます。

現代は「働く」の意義が広くなっています。自分でその意義を考えて新たな方法を生み出しても良いのです。

楽して儲けようと思うな?

上記の項目の記述と同じですが、何が楽で何が楽ではないかは各自の受け止め方によります。ルーチンワークが楽だと思う人がいる反面、苦手な人がいます。

一方で、不労所得と聞いてイメージする不動産や金融などの投資ですが、身体を動かすことはありませんが、常に情報収集に神経を尖らせる必要があります。つまり頭脳を「働かせて」収益を目指すわけですが身体を使わないからといって楽とは限りません。

ですが例えば江戸時代の農民が双方の様子を見た場合、クワを持って畑を耕すことは大変で、家の中で書物に向かうことは楽だと見えるでしょう。人によってどちらが楽を感じるかはそれぞれです。

さいごに

昔ばなしの教訓は、幼い子供に社会の常識を楽しく教えるのには良いツールです。一方で古い概念や狭い解釈を受け付けてしまう側面もあります。通常は深く考える必要はないのですが、こうした解釈は大人になってもなかなか消えません。

「困ったな」と思った時、その考え方は既に時代と合わないものであったり、狭い解釈をしているために解決の糸口が見えにくくなります。

その原因は幼い頃に見聞きした昔ばなしかもしれません。

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