本当の持たない暮らしとは

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本「簡単に暮らせ」

当ブログ「簡単に暮らせ」が書籍になりました。

8刷決定しました。8/19電子書籍リリースしました。
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞に広告掲載されました。

      

こんにちは

こんにちは ちゃくまです。

持たない暮らしと言っても皆が同じではありません。また、さじ加減も様々です。

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似ているようで正反対の2種類の持たない暮らし

実は「持たない暮らし」と一口に言っても大きく2種類の方向性があります。そしてこの2つはまるで反対の価値観を持っています。

「暮らしやすくするために多すぎる物を選別しよう」という段階程度なら、まだこの地点に到達はしていません。けれども、ある程度物が選別されていった先には、自分がどちらを向いて行きたいのかをはっきりさせる必要があります。

システム活用型

主に、現代日本の現状のシステムを大いに活用するスタイルです。例えば

  • コンビニが倉庫代わり
  • パソコンやスマホをフル活用する
  • 地元や家族より遠くても気の合う人との交流重視
  • 物が増えるし台所が汚れるから自炊はしない
  • 大企業に就職する
  • マンションに住む
  • 必要な物は「買って調達(食品など)」するので貨幣の使用は欠かせない

等のスタイルです。最近目にする若い世代の、おしゃれ系ミニマリストの男性に多く見受けられるスタイルです。誰が見ても「物が少ない」という印象を受けます。

ただし、都心や街の中心部でなければ実行不可能な一面があります。主に現代の新たなシステムを大いに活用するスタイルです。裏を返せばこのようなシステムの在りようを信頼しているともいえます。

自活型

ライフラインはシステムを活用するが、食は半自給などできるだけ自力で調達するスタイルです。一見して「物が少ない」とは見えない事が多々あります。けれども総合的には「物」は自活に必要な物が中心です。主に地方、郊外など街の利便性は良くない場所の場合に多いスタイルです。

  • 野菜などは自宅の庭などで収穫する
  • パソコン、スマホの利用は必要最小限
  • 地元、近隣、家族のコミュニティ重視
  • 保存食をはじめ食品の多くは自力で作ることが多い
  • 地元の中小企業に勤務するなど
  • 庭付きの戸建に住んでいる
  • 貨幣をそれほど使わない

それぞれの特徴、メリット、デメリット

システム活用型

特徴

ネット環境、コンビニ、スーパー、ライフラインを活用している

メリット

自分で食品そのものの状況などを把握する必要がない。その間に他のことに集中できる。各個人で生活に必要な事を完結させないため、分業化が進む。そのため携わる事業が生じる。経済が潤う。個人では不可能な事業やシステムを実現しやすい。物理的距離に関係なく趣味の合う者同士のつながりを持ちやすい。企業の要員が増える。多様な人同士がつながりやすい。

「持たない暮らし」の人が増えると経済が疲弊するという意見があります。けれども実はこのような人が増えると分業化が増すので経済は潤います。

デメリット

ライフライン、物流、その他のシステムに支障が生じることがある。ライフライン、食品の調達が不可能になると個人では何もできない。血縁関係、近隣同士など物理的に近い人同士のつながりが薄れる。

自活型

特徴

自給自足、半自給自足、限りなく手製の食品、衣服、家具、物々交換、おすそ分けなど、可能な範囲で業者ではなく自力や仲間同士で貨幣を介在させずに調達する。

メリット

いざというとき自力で食などを調達できる。貨幣の介在が少なくて済む。物理的に近い場所に住む者、血縁同士のコミュニティが強くなる。様々な年代の人がいるので多様な意見や見解を採用できる。

デメリット

物理的に近い人同士とのつながりが濃厚になるのでプライバシーを保ちにくい。その地域特有の価値観があり窮屈に感じることもある。人、物の交流が狭い範囲に限られやすいため最新のシステムなどが進みにくいかも。世間の流行等と疎遠になりやすい。

持たない暮らしの真の目的とは

何のために物を減らすのか?

今、書店には山のように物を減らすための本が並んでいます。書籍簡単に暮らせ [ ちゃくま ]も、そのカテゴリーに位置されています。確かに、「物を減らす」ことに関する内容があります。

初めのうちは「多すぎる物を選別してもっと暮らしやすくしたい」という程度で誰もがスタートします。ところがある時期に来ると「断捨離ハイ」などに陥りつつ、家族に不安を抱かせるとか、自分も「何のために減らしているのかわからなくなる」人が多いようです。

もちろん、初めのうちは軽く「暮らしやすくするため」という目的で十分です。けれども、より物を選別していくと、「何のために?」「本当に物を減らすことは正しいの?」という疑問と不安に陥ります。

だからこそ、ある程度物が選別されてきたら、もっと明確な方向性を決めた方が良いでしょう。実は「持たない暮らし」と一口に言っても、突き詰めていくと途中からその方向性は大きく二股に分かれます。

「持たない」方向性は誰もが同じではないのです。さて、自分が求めるのはどちらでしょうか。

表面的なメリットだけを追うから息詰まる

物を厳選する途中で、心がふさぎ込んだり、家族から非難を浴びるのは、物が厳選する目的が曖昧なことが原因です。

物が少ないと、「スッキリしている」と褒められるとか、「最近、話題になっているから」とか、「減らすだけならお金をかけずにおしゃれになれそう」とか、「ブログのネタになる」というように、結局は他者の評価や視点を意識しすぎてはいないか再確認します。

もちろん、とりあえず、ほどほどに減らすために動機は何でもいいのです。「物を減らしてオシャレなへやと思われたい」というものや「物を減らす過程をブログで発信して目立ちたい」でも。

けれども、つきつめていくと、必ず「何のため?」という行き詰まりが生じます。それは表面的なメリットを追うからです。

他者の視点を意識することは必要ですが、比重が問題です。本音にフタをしてでも他者から評価されることが、必要なことはあります。けれどもプライベートな空間である自宅にそれを持ち込めば、気持ちが不安定になるのは自然な流れです。

また、本質ではなく「スッキリしている」という、ごく表面的な事、例えば実用性を無視して見た目を重視しすぎた場合、です。表面的なメリットを追うから行き詰まるのです。

物を厳選して他人からは「どうしてそこまで物を減らすのか?」とあきれられたとしても、自分の目的がはっきりしていれば、心が揺れることはありません。

反対に「どうして物を減らすの?」と純粋な質問ではなく、非難の入り混じった皮肉の様な質問を受けても動じることにはなりません。

「持たない」の方向性は違って当然

初めに書いたように、「物を減らす」と言っても、2つの方向性があるのです。

街の中、郊外の物とのかかわりの違い

街の中の暮らしと物の例

都心部や街の中心部で暮らすためには、条件の良さを追えば、「家賃が高い」「部屋が狭い」などのデメリットが生じやすくなります。その対策として物を減らし、余計な物を買わない、置かないようにすれば必要なお金は多くが必要なくなります。

すると不足感を感じなくても良くなるというわけです。都心部、街の中で暮らしていくにはこうした考えは合理的です。反対に、条件の良いところに住み、話題の物を次々買っていればいくら働いてもお金がが足りません。部屋に物があふれイライラします。心の安定を図りつつ、不足感を抱かないためには「余計な物を減らす」ことが合理的な方法です。

郊外の暮らしと物の例

地方、郊外など利便性の良くない場所では、家賃、住居の価格が低い傾向にあります。住居の面積も十分です。その代り買い物の利便性が良くないので、自宅の畑などで野菜を育て、近隣の人と分け合って暮らす。そのために道具や食品の保管などの「物」は一見、増えます。けれども、そう多くの貨幣を必要としないので、長時間労働をしなくても良くなります。

地域の特徴を活かせば物の向き合い方も違ってくる

いずれも地域の特性や住居費に関わるメリット、デメリットを活かしながら、より良い方向を目指そうとするとこのような形になります。

つまり「物を減らす」方向性は見た目にがらんとした部屋ばかりが「持たない暮らし」ではありません。もちろん、都心部型の持たない暮らしはそんな感じでしょう。

地方、郊外型の持たない暮らしは一見、そこそこ物がありますが、それはコンビニ、スーパー、加工工場で使用する「物」を介在しないからこそです。主に個人が自力で調達する必要があるので、道具が必要で持つだけです。

つまり、都心型も地方、郊外型の持たない暮らしも、住む場所の特性が違うから見た目に「物がある」「物がない」というだけでベースは同じです。けれども総合的には地方型の方が実際に使用している物の総量が少ない傾向にあるでしょう。

けれども都心部に住む独身の人が、自作の畑を近隣に求めることは不可能です。耕す畑がないのにクワやスコップや長靴や軍手を持っても無意味です。代わりに外で働き貨幣収入を得て、スーパーから野菜を買って手に入れることが通常の自然な流れです。

反対に地方に住む人が庭に十分な広さの畑がありながら、15キロ先のスーパーまで車を運転して毎日こまめに野菜を買いに行くことは現実的ではありません。ガソリン代が高くついてしまいます。その代りスコップ、クワ、軍手などの道具が必要になりますが、これらを処分することは無意味です。

さいごに

物事は部分だけで見ては本質が見えません。その人が生きるために関わっている全ての物を見ることが必要です。

そうすると、住まいに物は少ないけれど実際には多くの物と関わっているとわかることがあります。反対に、一見、たくさん物を持っているようで、実はそれほど物を使っていないこともあります。

要は「物を持つ」「物を持たない」と言っても物を持っているか、持っていないかそのもので優劣を判断するのは無意味だということです。

こうしたことを踏まえた上で、自分が目指す「持たない暮らし」とはどんなものなのか?をもう一度見直してみてはどうでしょうか。

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