読んだ本の内容は、どんどん忘れて構わない。「忘却」は自動ふるい分け装置。

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本「簡単に暮らせ」

当ブログ「簡単に暮らせ」が書籍になりました。

8刷決定しました。8/19電子書籍リリースしました。
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞に広告掲載されました。

      

こんにちは

こんにちは ちゃくまです。

不思議に、どんなに感銘を受けた本でも読んだ片っ端から内容を忘れます。そのため、以前は読書ノートを記録してみたり、記録用に専用ブログを作っていたこともあります。けれども、「忘れた」と思っても、しばらくたってから何かのはずみに、ふと本の内容の一部が思い浮かぶことがあります。そして点と点だった事柄が一本の線のようにす~っと繋がることがあります。

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「忘れた」と思っても、必要なときにはヒョッコリ姿を現す。

つまり、本の内容を「忘れた」と思っているのは錯覚で、頭のどこかで多少は記憶しているようです。その記憶が役に立ち意味を持って動き出すかどうかは自分にもわかりません。時期も不明です。ですが、一度読んだ本は忘れたと思っても、意味をなさないのでないのです。

そして読書ノートなどに記録しても、読み返すことはないと気付きました。何より、その作業自体、時間がかかるのです。記録のために時間を割くのでは目的と手段が入れ替わってしまいます。私にとって必要なのは本の真髄です。記録することではないのです。

何度か読書ノートを始めたりやめたり、再び開始したりを繰り返しました。けれどもその結果、「どうやら私にとって読書ノートはたいして意味をもたないようだ。」と気付きました。そのため、以後は読んだ本を記録することをしていません。読みっぱなしです。

また、当然ですが記録は全文ではありません。つまり書きだした内容などは全て過去の自分が気になった箇所です。人も時代の価値観も刻一刻と変化します。ということは、読書ノートを書いたのは過去の自分です。過去の自分が記録したいと思った箇所を1年後に必要とするかは不明です。

このような事からも、忘れないための記録はたいして意味をなさないと思い、すっぱりやめることにしました。記録をしないと思えば、本を読むハードルが下がります。記録に時間を割くよりも、どんどんインプットする方が有意義です。

読みっぱなしで忘れたとしても無駄とは思いません。それは先ほど書いたように、断片的にですが、後に一部を思い出すことがあるからです。

そして、大部分を忘れてしまうことを良くないことという考えも誤解だったと知ったのは、この本です。

だいぶ前に読んだ本ですが、今回の記事を書いている最中に、ふと思い出しました。やはり今回も、記事を書く直前まで、この本の存在をまるで忘れていましたが、頭の中のどこかで省電力モードのような形で記憶をしていたようです。

この本の内容も大部分を忘れていますが、「忘れることの効果」を説いている内容だったと思います。印象に残っているのは、「正解よりも、不正解にこそ個性が現れる。」、「忘れることは人間にとって必要なこと。」ということなどです。

「忘れることは良くないこと」それは誤解なのです。忘れるからこそ頭の中に空白ができて新しい情報を受け入れることができる。確かにそうだと思います。

「忘れないこと」とはつまり、「使わない古いものをいつまでもため込んでいる状態」と同じってことです。忘れることは住まいにたとえると、不要品を整理してスッキリ暮らしやすい空間にすることです。余白を作るからこそ新たな情報を受け入れる余地が出るってことですね。

印象に残る本は、忘れようと思っても何かの折に思い出すものです。忘れてしまうということは、そもそも忘れるに値すると頭が判断しているという証です。だから、忘れたがっているのに、無理矢理引き留めなくたっていいんです。

私の場合、本はそのときの勘で選びます。記録も取りません。それでもやはり、「忘却の整理学」の本のように「忘れた」と思っていても、あらためて書きだしてみると、その本で受けた感銘の真髄は自分に確実に浸透していたと実感します。

あえて記録をしないことで、自分にとって本当に必要な本と、一過性的に必要だった本が自動的にふるいに掛けられると考えれば良いと思いますよ。

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